里帰り

父は鹿児島出身で大の歴史好き。故郷を離れて過ごすと誰でもふるさと贔屓になるようで、父も大の薩摩、島津贔屓だった。そんなことから南九州の郷土史、誌、研究書、史料集を集めまわり懇談会などして同郷の人たちと大いに盛り上がっていた。

晩年、私が古本屋をネットで始めたのを知ると、その膨大な本を送ってきて、「これはなかなか手に入らないものだから5000円で売りなさい」などとメモがあったりした。貴重で希少な本だとはわかるがなかなかこの手の本を探す人もまた少ない。でも少しずつ買い手がついたりしていたが、このたび一括で買い取ってくださるかたが現われた。やはり鹿児島出身で宮崎在住の郷土史家の方だ。

父がなくなってかれこれ5年、ようやくこれらの本も「里帰り」ができた。やれやれ、ようやくひとつ肩の荷が降りた気分だ。鹿児島贔屓のみなさんにかわいがってもらいなさい、と思いながら発送した。
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テーマ : ひとりごとのようなもの
ジャンル : 日記

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