リュックサック
リュックサックという部報がある。部報とは、大学のクラブの活動報告書だ。
リュックサックは早稲田大学山岳部の部報である。売ってくださった方は多分早稲田山岳部のOBのご子息と思われた。200冊近い本の中にこの「リュックサックⅩⅠ」と過去の総編集版が含まれていた。
さて、その後本を整理していると「登頂ゴジュンバ・カン」という明治大学ヒマラヤ登山隊の記録がこのかたの本に含まれていた。てっきり早稲田のOBとばかり思っていたのでなぜ明治の本があるのか不思議に思った。が、中を明けてみると推薦文や発刊予定の掲載された「月報」が挟まれて、そこに村木潤次郎の一文があり同時期に早稲田もローツェの計画があり両校のメンバーと村木氏はじめとするOBとの懇親会があった、と記されている。
つまりは、この本の所有者の早稲田山岳部のOB氏はローツェの時代の山岳部員で上記のような縁あって明治の登頂記録を所持されていたのではないか(記念に贈呈されたのでは)いや、ローツェの隊員ではなかったか?
と思ったが、隊員のお名前の中に売ってくださった方(ご子息と思う)の苗字は見当たらなかった。考えすぎかもしれないし、無駄な詮索でもある。
しかし、これらの本の出版年が1960年前後で戦後社会人山岳会も学生たちもようやくヒマラヤを目指しはじめた先駆けの頃である。これらの本の所有者もこの時代にヒマラヤに夢をいだいた人だと確信している。
貴重な書籍をお譲りいただきありがたい。
リュックサックは早稲田大学山岳部の部報である。売ってくださった方は多分早稲田山岳部のOBのご子息と思われた。200冊近い本の中にこの「リュックサックⅩⅠ」と過去の総編集版が含まれていた。
さて、その後本を整理していると「登頂ゴジュンバ・カン」という明治大学ヒマラヤ登山隊の記録がこのかたの本に含まれていた。てっきり早稲田のOBとばかり思っていたのでなぜ明治の本があるのか不思議に思った。が、中を明けてみると推薦文や発刊予定の掲載された「月報」が挟まれて、そこに村木潤次郎の一文があり同時期に早稲田もローツェの計画があり両校のメンバーと村木氏はじめとするOBとの懇親会があった、と記されている。
つまりは、この本の所有者の早稲田山岳部のOB氏はローツェの時代の山岳部員で上記のような縁あって明治の登頂記録を所持されていたのではないか(記念に贈呈されたのでは)いや、ローツェの隊員ではなかったか?
と思ったが、隊員のお名前の中に売ってくださった方(ご子息と思う)の苗字は見当たらなかった。考えすぎかもしれないし、無駄な詮索でもある。
しかし、これらの本の出版年が1960年前後で戦後社会人山岳会も学生たちもようやくヒマラヤを目指しはじめた先駆けの頃である。これらの本の所有者もこの時代にヒマラヤに夢をいだいた人だと確信している。
貴重な書籍をお譲りいただきありがたい。
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